奈良芸術文芸サロン|歴史観光の佐保山茶論

奈良芸術文芸サロン|歴史観光の佐保山茶論
催し情報
 
催し情報
花の都フィレンツェ、メディチ家の人びとが聴いた音楽  [2016.9.17/9.18終了]
後援 奈良県・奈良市


15世紀後半、レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェリらが仕えたフィレンツェのメディチ家では、画家や彫刻家ばかりでなく数多くの音楽家も庇護を受け、宮廷文化を大いに盛り上げていました。音楽をこよなく愛したメディチ家当主、ロレンツォ・イル・マニーフィコ(偉大なるロレンツォの意)も巧みに弦楽器を奏したと伝えられています。 

ナビゲーター、ルネサンス・ガンバ 平尾雅子
ソプラノ、ルネサンス・ハープ 名倉亜矢子
ルネサンス・リュート 佐藤亜紀子
ルネサンス・ガンバ 頼田麗




お客様のご感想(アンケートより)

●作曲家や楽器のことなどお話と共に聴かせて頂きとても当時の様子を想像しながら聴くことが出来て良かったです。ありがとうございました。

●ルネサンス時代の人々の暮らしや感情が音楽からにじみ出ておりとても勉強になりました。

●日頃あまり聴く機会の少ない時代の曲を解説もまじえて演奏していただきとてもよかったと思います。

●曲目ごとにわかりやすい解説がありよかった。ガンバ、リュート、ハープとソプラノのハーモニーが素晴らしかったです。

●遠く時代をさかのぼって遠い異国の音楽を間近で聴くことが出来て不思議な気持ちになりました。うっとりと聴き入りました。お歌がとても自然体で美しかった。遠くから出かけてきたけれどとてもいい午後でした。ありがとうございました。

●めったに聴くことが出来ない演奏だと思うので貴重な機会をありがとうございました。美しい演奏でルネサンスの人に思いをはせながら聴いたりしました。詳しい解説もおもしろかったですがもう少し演奏の割合を増やしてもらうのもいいかなと思いました。

●とても素敵な会場で素晴らしい演奏でした。

●ルネサンスのあまり聴かない音楽ですがこのサロンによく響き素敵な時間でした。

●前半のメディチ家での演奏を思わせる曲構成が良かった。貴族の館での演奏会とはこのようなものであったかと思う演奏であつた。

●曲目解説が詳しく当時の人々のような意識で聴くことが出来たのが良かった。フィレンツェに行ってみたくなった。

●曲の内容がわかりフィレンツェの風景が浮かびました。当時の人々が音楽を楽しんでいたことが想像出来るような気がしました。作曲者についてのお話がとても良かったです。ルネサンスハープは素敵ですね!初めてみました!楽器のお話もとてもよかったと思いました。

●とても充実した演奏会でした。ルネサンス時代にタイムスリップしたようです。日本人の琴線に触れる音楽です。

曲 目
<フィレンツェで鳴り響いた宗教曲> マリーア、明けの明星よ/緑の園の泉よ / アヴェ・マリーア / 他
<メディチ家ゆかりの音楽家たち> ギヨーム・デュファイ:麗しきおとめ / アレクサンデル・アグリーコラ:ああ、ヴィーナスの枷1/アレッサンドロ・コッピーニ:ジプシーの歌 / ハインリッヒ・イザーク:幸せな日はもう二度と / 他
<ミラノのスフォルツァ家、フェッラーラのエステ家、マントヴァのゴンザーガ家に仕えた音楽家たち>ジョスカン・ダスカーニォ(ジョスカン・デ・プレ?):神よあなたを信じます / ジョスカン・ダスカーニォ(ジョスカン・デ・プレ?):こおろぎ / ジョスカン・デ・プレ:手に負えない幸運の女神 / ジョスカン・デ・プレ:千々の悲しみ / ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ:サルタレッロ / 他

プロフィール

ヴィオラ・ダ・ガンバ: 平尾雅子 Masako Hirao
国立音楽大学卒業。バーゼル・スコラ・カントールムでディプロマを取得。在欧中はサバル主宰「エスペリオン XX」のメンバーとして活動。CD『M.マレの横顔 IV』で第45回レコード芸術アカデミー賞受賞。訳書に D.オルティス著『変奏論』。国立音楽大学、京都市立芸術大学非常勤講師。
ソプラノ、ハープ: 名倉亜矢子 Ayako Nakura
ニューイングランド音楽院声楽科を演奏優等賞を得て卒業。国立音大音楽研究所
研修課程(初期バロック)修了。古楽コンクール第3位。北とぴあ国際音楽祭や目白バロック音楽祭に出演する他、各地で宗教曲のソリストを務める。CD『やすらぎの歌』リリース。
リュート: 佐藤亜紀子 Akiko Sato
東京藝術大学、ケルン音楽大学、バーゼル・スコラ・カントールムで学ぶ。ソロリサイタル、歌手やアンサンブルとの共演、バロック・オペラや音楽番組への出演、演奏付きレクチャーの開催等、多彩な活動を展開。昨年BCJの公演・録音に参加。アイゼナハ音楽院リュート科講師。
ヴィオラ・ダ・ガンバ: 頼田 麗 Rei Yorita
相愛大学卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを平尾雅子に師事。ルガーノ・コンセルバトーリオで学ぶ。バーゼル・スコラ・カントールムでディプロムを取得。第4回テレマンコンクール・室内楽部門ファイナリスト、ベーレンライター賞。2008 年、兵庫県知事グランプリ賞。 相愛大学非常勤講師。

ムジークフェストなら2016   リコーダーとチェンバロによる、バロックの虹色散歩道[2016.6.25/6.26終了]

後援 奈良県・奈良市


彩り豊かなバロック音楽のレパートリーをリコーダーとチェンバロで、時代の流れと各地域の間を気ままに歩いていく散歩のようにお聴きいただき、その多彩さをお楽しみいただきました。

太田光子(リコーダー)&三橋桜子(チェンバロ)




お客様のご感想(アンケートより)

●お二人の演奏がとても素晴らしくて夢見心地のひとときでした。光子さんのあのかわいい手であれだけ速く正確に動くなんて!!タンキングも舌の状態がどんなになっているのかとっても不思議!!

●ただただよくまあ指が動くものだと拍手!!拍手!!太田先生の笑顔は素敵です。

●お二人の素晴らしい音楽を十分楽しませていただき沢山の元気と喜びをありがとうございました。楽しかったです♪

●本当に太田光子さん素晴らしいです!!私ももっと上手くなりたいって思いました。太田さんの伸びやかな美しい音に感動しました。ありがとうございました。

●お二人の演奏がのびやかで美しく素晴らしいでした。たっぷり楽しめました。お話も興味深かったです。

●ホールもよかったと思います。小さなホールは天井も低いところが多いのにこのホールは天井が高く、よく響いて2階席を選んでよかったと思います。

●梅雨空の下、美しい音色に心に青空が広がりました。素敵な時間を過ごさせて頂いてありがとうございました。

●チェンバロを間近にみたのは初めてだったのでとても良い機会を頂けたと思います。

●久しぶりの佐保山茶論はやっぱり音の響きも良く楽しかつたです。

●こぢんまりとしたよく響く空間で素敵な音楽を楽しませていただきました。

●リコーダーといえば中学生の時のエーデルワイスのイメージでしたがプロの演奏は凄いことを知りました。歌のような表現、鳥のさえずりのような響きを楽しませていただきました。本日も佐保山茶論に来て大変幸福になれました。

●リコーダーとチェンバロの組み合わせをライブで聴くのは初めてでした。言葉で表現出来ませんが本当に素晴らしく感動しました。リコーダーは流れるような音色でチェンバロは細やかでしかも力強い音色。対照的なふたつの楽器の組み合わせはお互いに相手を引き立てあい素晴らしい音楽を創り出しています。

●素晴らしかつた。お二人の息もピッタリ。指の動きと、吹いている時の動きが曲にのっていて体から♪がみえた。

●初めて聴かせていただく者にもわかりやすく説明していただき楽しいコンサートでした。音色が素晴らしかったです。

●伸びやかで瑞々しく豊穣です。息遣いを感じます。にっこり、いつもステキです。いつも音楽することの楽しさが伝わってきて大好きです。緑、紫陽、風、小鳥のさえずり、リコーダーを聴く上での環境がこれ以上ないのでは?素晴らしい。素晴らしい環境で、演奏がより映えました。感動しました。幸せです。

●バロック音楽の幅の広さがよく分かった。リコーダー奏者の指の動きには圧倒された。音色の豊かさはさすがです。

●リコーダーの音色がこんなに素晴らしいとは!大感激でした。音色が豊かで驚きました。チェンバロの美しい音色にいやされました。フォリヤはドラマティックで感動しました。

●私や子供が小学校のころに吹いていた親しみのある楽器ですがこの様な生の素晴らしい演奏で聴けて良かったです。楽器の説明や作曲家・時代・曲の説明も楽しく聞かせていただきました。

●最近バロック音楽、特にリコーダーにふれる機会が増えてきました。そしてこの企画をお聞きして来させて頂き感激しています。また来させて頂ければと思います。

●太田さんのリコーダーはパワフルで華があり、三橋さんのチェンバロもしっかり表情がある音楽を弾いておられてどちらも良かった。真剣だけど楽しそうに演奏しておられたのが印象的だった。

●確かな技術と音響、解説が明快。

●リコーダーの音色に魅了される。チェンバロとのコラボも素晴らしい。さすがトップの奏者、二人のデュエットでした。

●お二人の感情豊かで情熱的な演奏は素晴らしかつたです!!演奏することが楽しくてしかたがないという思いが伝ってきました。ありがとうございました。

●二人の演奏者の呼吸があっており清澄な音色に楽しいひとときを過ごさせていただきました。
静・・・三橋桜子さんのチェンバロ→タレント・女優・歌手の原田知世さん似。
動・・・太田光子さんのリコーダー→小気味良くパワフル。

●艶のある太田さんのリコーダーと切れ味鋭い三橋さんのチェンバロが丁丁発止、とても良かったです。難しいパッセージも高い技術力でお二人が軽々と演奏されるので佐保山の小鳥達も出番がなかったですね。とても楽しかったです。また聴かせて頂きたいです。

●いにしえの地奈良でバロックのコンサートが聴けて幸せでした。光子先生と桜子先生はとてもすてきでした。いろいろなチェンバリストの方と組むたびに違う光子先生の色彩があってすごいなあと思いました。プログラムもとってもよかったです!!お二人ともお話がとても聞きやすくわかりやすくすてきでした。テレマンにまけてませんでしたよ。ほんとうにすてきなホールですね。感動しました。

曲目
G. B. フォンターナ (?-c.1630) ソナタ第2番/J. van エイク (1589/90-1657) 「笛の楽園」より「美しい娘ダフネが」/M. ロック (1621/22-1677) 2声コンソート「幾人かの友人のために」より組曲第3番/L. クープラン (c. 1626 –1661) パヴァーヌ/J.オズワルド (1711-1769) 「スコットランドの民謡集」より、「すばらしきボート・マン」作曲者不詳 (18c.) 「ディヴィジョンフルート」より「ポールの塔」/F. M. ヴェラチーニ (1690-1768) ソナタ第6番イ短調/C. P. E.バッハ (1714-1788) スペインのフォリアによる12の変奏曲 Wq 118/9, H 263/G. Ph. テレマン(1681-1767) ソナタヘ短調 TWV41:f1


太田光子 Mitsuko Ota(リコーダー)
リコーダー奏者。上野学園大学、ミラノ市立音楽院を卒業。第16回国際古楽コンクール<山梨>第1位。故ボッセ指揮のもと神戸市室内合奏団等に客演、リリング指揮シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムに参加。表現力と高度なテクニックにおいて高い評価を得て、イタリアのレーベルLa Bottega DiscanticaよりCD「ヴィヴァルディ/リコーダー協奏曲集」(レコード芸術誌特選盤)をリリース。音楽の友誌「音楽評論家・音楽記者が選んだコンサートベストテン」に、ソロ・リサイタル「リコーダーの飛翔」がノミネート。CDに「イタリアへの夢 II」(レコード芸術誌特選盤、第49回レコード・アカデミー賞ノミネート)、山岡重治氏との「2本のリコーダーによるトリオソナタの旅」(レコード芸術誌特選盤、第51回レコードアカデミー賞ノミネート)、「永遠のカノン」等がある。リコーダーを山岡重治、P.メメルスドルフの両氏に師事。現在上野学園大学非常勤講師。


三橋桜子Sakurako Mitsuhashi(チェンバロ)
東京都立芸術高校ピアノ科を経て、東京芸術大学器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、安田生命クオリティオブライフ文化財団の音楽奨学生に選ばれる。オランダのユトレヒト音楽院に留学し、ディプロマを取得。これまでにチェンバロを鈴木雅明、S・ヘンストラ、P・アンタイ、A・ジルベライシュ、通奏低音を多田逸郎、小島芳子、オルガンを早島万紀子の各氏に師事。1998年ブルージュ国際古楽コンクール、セミファイナリスト受賞。2000年京都・青山音楽賞受賞。2001年山梨古楽コンクール3位入賞(1位なし)。2007年には京都ALTIの俊英演奏家シリーズにてリサイタルを開催した。現在は国内の他、オランダ、ドイツ、スイス、フランス、スペインなどで演奏活動を行い、通奏低音奏者としても活躍している。2010年に初のソロCD「ネオバロック 〜融け合う時空〜」を発売。京都市立芸術大学非常勤講師。

魅惑のルネサンス・フルート〜優しい眼差し〜                     (2016年5月22日終了)
後援 奈良県・奈良市

ルネサンス時代の美と調和に満たされた音楽を、世界でも珍しいルネサンス・フルートを用いて演奏。

ソフィオ・アルモニコ
前田りり子・菊池かなえ・菅きよみ・国枝俊太郎


        


お客様のご感想(アンケートより)


●ルネサンス時代の「フルート=フラウト・トラヴェルソ」と思っておりました。とても素敵な音楽をありがとうございました。曲の説明も歌詞の朗読もとても良かったです。(セリフも・・・)楽しくてアッという間に時間がたってしまいました。

●ホールが楽器になっている所が良かった。歴史観を語っていただきルネサンスが近く感じることができた。

●演奏・音響共に素晴らしかったです。

●演奏は全曲良かったです。語りの一部のところで博多弁がでてきて面白かったです。

●対位法の歴史、教会と音楽の歴史など知らないことを教えて下さるのが勉強になります。音楽は聴くだけでなく、歴史的背景を知ることでより味わい深くなるものだと実感しました。

●なかなか聴けない楽器の演奏をたっぷり楽しみました。音楽はただ聴いたり演奏するだけではなくそれが生まれた時代を根本的に生きなおすことなのだということもお話からうかがえました。この場所と季節も素晴らしかった。

●どの曲も美しい響きで最高でしたがとにかく小芝居が面白かったです。その風景が目に浮かびより曲を楽しめました。是非第2弾も楽しみにしております。

●バロック音楽の演奏会はよくありますがルネサンス音楽はなかなかないのでうれしかったし聴いて楽しかったです。貴重な機会でした。またお願いします。こういう音楽が大好きです。

●すばらしいアンサンブル、そしてお話やお芝居もステキでこんなに“アツい”コンサートとは思いませんでした。本当に楽しくて今日来ることができて良かったです。


曲  目 
H.イザーク(c.1450-1517)「うら若き娘」/ ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521)「さようなら、愛する人よ」/ H.イザーク(c.1450-1517)「ラ・モッラ」/ ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521)「千々の悲しみ」/ H.イザーク(c.1450-1517)「パレ・パレ」/ P.パスロー(1509-1547活躍)「うちの夫はいい旦那」/ C.ジャヌカン(c.1485-1558)「優しい眼差し」
G.P.d.パレストリーナ?(c.1525-1594) リチェルカーレ/ A.モルターロ(1587-1610)4声のためのカンツォーニ・ダ・ソナーレ第1巻より第13番「城門」/ 他


◇ソフィオ・アルモニコ
ソフィオ・アルモニコは、ルネサンス・フルートによるコンソート音楽を演奏することを目的に、4人の日本を代表するフラウト・トラヴェルソ奏者によって2008年に設立された。フルートを通して音による調和の世界を楽しみたいという思いを込めて、グループ名には「調和の息吹」という意味の「ソフィオ・アルモニコ」がつけられた。
ルネサンス・フルートは当時の絵画や楽器所蔵目録から、16世紀にはかなり人気の高い楽器だったことが分かっているが、現在では、その存在はまだあまり知られておらず、リコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバと比べるとその演奏と研究はかなり遅れている。しかし、明るく、甘く、柔軟で繊細な表現力をもつルネサンス・フルートの可能性は限りなく広く深い。
ソフィオ・アルモニコは、イタリアの奔放で大胆な恋愛歌、はかなげなシャンソン、楽しく生命力あふれる舞曲などのルネサンス期の世俗曲を中心に、フルート・コンソートの新たなる世界を開拓し続けている。
◇ソフィオ・アルモニコの団員のプロフィール
前田りり子(Liliko Maeda)
桐朋学園大学古楽器科を経て、オランダのデン・ハーグ王立音楽院大学院を卒業。バロック・フルートを有田正広、バルトルド・クイケン両氏に師事。山梨古楽コンクールにて第1位。ブルージュ国際古楽コンクールで第2位入賞。バッハ・コレギウム・ジャパンなど各種演奏団体のメンバー。東京藝術大学、上野学園大学非常勤講師。
公式ホームページ「りりこの部屋」はこちら
菊池かなえ(Kanae Kikuchi) 
東京音楽大学附属高等学校、桐朋学園大学をフルートで卒業。日本管打楽器コンクール、現代音楽協会演奏コンクール、日本フルートコンヴェンションコンクール入賞。Young Artist Competition(New York)優勝。
桐朋芸術短期大学フルート科、国立音楽大学西洋古楽非常勤講師。「デュルファール」「音楽三昧」メンバー。フルートを糸井正博、青木明、植村泰一、小泉浩、野口龍、加藤元章各氏、バロック・フルートを有田正広氏に師事。
菊池かなえホームページはこちら
菅きよみ(Kiyomi Suga)
桐朋学園大学古楽器科および同大学研究科を修了後ブリュッセル王立音楽院を卒業。ブルージュ国際古楽コンクールで第3位入賞。バロック・フルートを有田正広、バルトルド・クイケン、マルク・アンタイ、フランク・トゥンス氏らに師事。アニマ・エテルナ、ラ・プティット・バンドなどのメンバーとして欧州各地で公演した後帰国し、現在はバッハ・コレギウム・ジャパン、リベラ・クラシカなどのメンバーとして活躍。
国枝俊太郎(Shuntaro Kunieda)
リコーダーを安井敬、フラウト・トラヴェルソを中村忠の各氏に師事。1995年開催の第16回全日本リコーダー・コンテスト「一般の部・アンサンブル部門」にて金賞を受賞。これまで東京リコーダー・オーケストラのメンバーとしてテレビやラジオへの出演、またCD録音にも参加する。

総象牙のリュート!佐藤豊彦・佐藤美紀「2台のバロックリュートによるドイツ音楽」    (2016.3.19&3.20終了)
後援 奈良県・奈良市

正倉院に螺鈿の紫檀の琵琶があるが、ヨーロッパでそれに匹敵するのが象牙のリュート。演奏に使われた象牙のリュートは世界でも数台しかない。この美術品としても素晴らしい豪華な楽器で、めったに聴く機会のないバロック時代の二重奏曲が演奏された。

佐藤豊彦(バロックリュート)・佐藤美紀(バロックリュート)
父娘の共演



お客様のご感想(アンケートより)

●お二人の対話が親密で時にスリリングでとてもよかったです。

●少人数で聴きことが出来て最高でした。親子で演奏なさっているのが素敵でした。私には出来なかったことなので少しうらやましくもありました。

●聴いていて気持ち良くなりました。リュートの調弦は大変だと思いました。演奏会の後客席からの質問にお答えされた佐藤先生のお話が楽しかったです。

●佐藤先生と娘さんの話の会の企画をお願いします。

●リュートのデュエットを聴くのは初めて。音量の小さい楽器だがそれなりに迫力があり良かった。リュートもギターもサロンの音楽、今後も続けて欲しい。

●心が洗われるようでした。

●バロックリュートの音に気持ち良く浸りました。総象牙のリュートを間近に見ることが出来て、そしてその音を聴けて幸せでした。

●リュートに興味がありました。生で聴ける、それもサロンで。小さな空間で、とても古楽的な時間が流れていきました。美紀さんが美しくてとてもリュートがお似合いで絵画の様でフェルメールの「青いターバンの女?」から抜け出た様でバロック時代に入った気持ち良さでした。

●リュートの音色がとても優雅でした。

●楽器や演奏者さんを近くで見ることが出来、感じることが出来て楽しかったです。深みのある音色がとても心地良かったです。

●生の演奏を聴くことができて感動しました。

●心豊かな時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

●佐藤さんの演奏会は2回目です。前回はソロで、今回は美紀さんとのデュオでしたが、デュオは音の厚み(特に低音)が増し、ソロとは一味ちがった演奏でした。軽快さという点ではソロの方が良いと思います。

●演奏もステージも茶論も大変すばらしかったです。

●リュートがどんな音を奏でるのか知りたく本日おじゃましました。優しくて心地良かった。

●佐藤先生が二重奏に編曲されたとか。バロック音楽を楽しませていただきました。

●同じ楽器2台の演奏はめずらしいと思います。良かったです。

●リュートの生演奏を聴くのは初めての体験でとても感動しました。調弦の様子を見聞出来るのもライブならではですね。クラシック音楽を知った時のチェンバロやリュートの響きへのあこがれが甦りました。

●リュートは初めて聴きましたが、とても繊細な音色にひきこまれました。会場の広さや雰囲気にも大変合っていたと思います。また、丁寧に楽器について説明していただき、お話も楽しめました。

●象牙のリュート、弦はすべてガット弦、佐藤豊彦先生の娘との共演すべての点において聞き逃す訳にはいかない演奏会でした。期待通りの美しい響き、そして素晴らしい演奏を楽しませていただきました。

●リュートの音色がすごく繊細であることを感じました。親子のデュオはとても息が合って良かったです。佐保山のウグイスの声も絶妙なハーモニーを奏でており春到来を感じました。

●昨年グライフを弾かれた時の音がまだ心に残っていますが、今回はデュオで、音と音の間の空気感があって、さわやかさやふくよかさを感じました。どの曲が良かったかは選ぶのが難しいですが、ヴァイスの「組曲Dマイナー」はリュートの曲では今まで知らなかったような深みを感じてはっとしました。楽器の美しさもほれぼれするものですね。

●貧乏性の私は毎日セカセカ、バタバタと暮らしておりますが、今日こうして優しい静かな音色にとても心が落ち着きました。音楽のことは専門的に何の知識もないのですが、ほんとうにありがたいひとときでした。感謝!!感謝!!です。

●ガット弦のバロック リュート2台が生み出す音楽を生で聴けるのは音楽愛好家にとっては最高の贅沢なのだが、それにも増して演奏に使用されたリュートが最高の象牙で製作された現在の名工によるものだという。さらに、演奏者がリュートの名手「佐藤豊彦」と娘の「佐藤美紀」なのだからこの演奏会に対する期待は大きい。そんな期待の中で、ガット弦の重厚な響きが聴こえた瞬間聴衆はタイムスリップして王侯の気持ちになって音楽を楽しんでいる。良い音楽を聴けるこんな贅沢は至福としか言えない。この場を地道に提供していただいた佐保山茶論という演奏会場にも感謝をしたい。

●佐保山茶論で、佐藤先生のバロックリュートソロ演奏を気軽に聴ける機会が過去に何度かあり、今回は2重奏を聴けて貴重な体験だった。バロック2重奏では音の厚みが一層増す。ヴァイスのシャコンヌでは、2台のリュートがメロディを語り合い、自然と音色が溶け合い柔らかなハーモニーが生まれる。こんな綺麗な響きを聴けるという体験は本当に得難い。

●佐藤豊彦さん、美紀さんのリュートコンサートでは心休まる至福の時を過ごさせていただき大変ありがとうございました。バロックリュートの音色が心をあたため、私の心を穏やかに蘇らせてくれたように感じました。佐保山茶論はこじんまりとして安らぎのある素敵なサロンですね。また是非お伺いして、素敵な音楽と巡り合いたいです。

●憧れておりました佐保山茶論は奈良高校近く、まるで桃源郷のよう。正倉院の御物に劣らぬ象牙のリュートによるバロック音楽、まさしく天上の音色。リュートの世界をリードなさる佐藤豊彦先生と先生のお嬢様のお二方、さり気なくお嬢様の調弦をなさる何て素晴らしい父娘でしょう。目の当たりに美しい世界に導いて頂きましたお彼岸の至福のひとときに厚く御礼申し上げます。私のこれまでで一番美しいコンサートでした。「天上のリュートのひびき佐保の春」

●奈良時代、大伴氏など多くの貴族の邸宅のあった地につくられた木づくりの古楽堂。古楽器の音の響きを計算しつくした小ぶりなホール。今回は二階席で聴きました。木の温もりを感じさせる室内に身を置くと静かに楽曲が流れ出し対面の明かり窓から見える佐保山の竹林がその楽曲に合せるように風にゆれた。リュートの奏でる音色と竹林の葉先のゆらぎが心の中でひとつになって1300年の時の流れを静かにタイムスリップしてゆくようだった。

●バロックリュートの音色が心をあたため、私の心を穏やかに蘇らせてくれたように感じました。佐保山茶論はこじんまりとして安らぎのある素敵なサロンですね。また是非お伺いして、素敵な音楽と巡り合いたいです。


曲  目 
G.Ph.テレマン:ポーランド組曲から / S.L.ヴァイス:組曲Dマイナー
/ コリアーニ:コンチェルト Bbメジャー / 他

□プロフィール

佐藤豊彦 Toyohiko Satoh バロックリュート 
リュート界に於ける世界の第1人者として活動する佐藤豊彦は、立教大学在学中に恩師皆川達夫の啓蒙を受けて1968年にスイスに留学、バーゼルのスコラ・カントルムで故オイゲン・ドンボア氏に師事した。1971年に世界で初めてのバロックリュートLPをスイスで録音してデビュー。1973年には29歳でオランダ王立ハーグ音楽院教授に抜擢され、2005年に退官するまでの32年間に世界で活躍する多くの後輩を育てた。1982年のカーネギーホールでのリサイタルは、ニューヨークタイムズで絶賛を博した。テレフンケン、フィリップス、Nostalgiaなどのレーベルで数多くのLP、CDを録音し、1980年にオランダでエジソン賞を、同年に日本で文化庁芸術祭賞を、さらに1983年と2008年の2回にわたってレコード・アカデミー賞を受賞。作曲家としても世界各地の現代音楽祭に参加し、自作品によるCDも2015年には3枚目を録音の予定。「バロックリュート教則本」などの出版物もある。2000年には「リュート&アーリーギターソサエティ・ジャパン」の会長に就任し、音楽家のための禅茶道「楽禅古流」を考案し、能楽を学び、伝統的な日本の精神文化との融合を図りながら現在も世界の第一線で活動している。


佐藤美紀 MiKi Satoh バロックリュート 
1989年オランダのフォーブルグに生まれる。9歳でリュートを手にし、その後現在に至るまで父・佐藤豊彦の指導を受ける。2003年に滋賀県で両親と共に初めてのコンサートを行う。2007年、ルネッサンスリュートによるデビュー・リサイタルを福岡県久留米市の石橋美術館で行う。2008年、ドイツでバロックリュート二重奏CD「歩み」を父と共に録音。CD「歩み」はドイツのレーベルCarpe Diemと日本のレーベルNostalgiaで2009年にリリースされた。2009年9月にはCD発売記念コンサートを東京のハクジュホールで行い、2011年1月には愛知県常滑市で父と共にニューイヤーコンサートを行う。2012年、CD「2.4.3 3台のリュートのためのデュエット」を佐藤豊彦、櫻田亨と共に録音。CDは2013年にNostalgiaよりリリースされた。
2012年九州産業大学芸術学部のデザイン学科を卒業し、現在はオランダを拠点に創作活動を行う。

桐山建志 バッハ無伴奏ヴァイオリン曲全曲演奏会(2016.1.30終了)
後援 奈良県・奈良市

バロックヴァイオリンの名手桐山建志が古今に比類のない不滅の名曲J.S.バッハ作曲無伴奏ヴァイオリン曲全曲(ソナタ3曲とパルティータ3曲)を演奏。

 
お客様のご感想(アンケートより)

●聴きなれているシャコンヌを生演奏で聴けて良かった。

●両部とも最高でしたがパルティータの部で演奏された第2番のシャコンヌが印象に残りました。再演を期待したいです。サロン風の客席で無伴奏のソロヴァイオリンはピッタリでした。イザイのソロヴァイオリンをリクエストしたいと思います。今回初めて新しいホールでバッハを聴きました。以前桐山さんのヴァイオリンを旧ホールで聴きましたがその時も演奏は素晴らしかつたけれど新しいホールは客席に余裕がありとても良かったです。

●バッハの無伴奏ヴァイオリン、パルティータの第2番のシャコンヌが大好きで曲目にひかれて来ました。やっぱりシャコンヌは最高!前から佐保山茶論のことは知っていましたがやっと腰を上げて来て良かったです。

●顎当て無しで弓が丸いバロックヴァイオリンなので難しいと思うがよく弾いておられたと思う。

●弦の響きがとても良かったです。

●ソナタとパルティータと一挙に聴けて良かったです。

●バッハの無伴奏曲全曲を一度に聴ける機会は少なく大変貴重なコンサートでした。

●建物の雰囲気と音楽の組み合わせが素晴らしいです。今後も素敵なプログラムを期待しています。

●2階の居心地と音響が良かった。ホールの雰囲気が最高で少人数でじっくりと聴けるのが良かったです。この環境でこうした音楽を聴くことが出来ることが本当に贅沢であると感じました。バッハの旋律がまるで天上から舞い降りてくるような気になり目を閉じてヴァイオリンの音色に耳をすましました。また、ヴァイオリン一つだけでこれほどの迫力ある演奏ができるものか・・・・と圧倒されました。わざわざ大阪や京都に出ることなく奈良の近場でこのような機会にめぐり会うことができて幸せです。また次回おじゃまできる時を楽しみにしております。

●シャコンヌのまとわり付く感じが好きです。二階席でも聴きましたが私の好みでは一階席かも。無伴奏のヴァイオリンは小さなサロンで聴きたいと思っていました。この家庭的な、私としては他の人に知られたくない場所で演奏を聴いたステキな時間は私が一番望んでいた時の流れだったと思っています。ありがとうございます。

●こんなに近くでヴァイオリンの演奏を聴いたのは初めてのような気がします。音が大きく豊かに響いてとても良かったです。楽器が違うのか音が柔らかく厚く聴こえるような気がしました。

●バロックヴァイオリンの運指、重奏が間近に見られて良かった。本日佐保山に奇跡が起きました。大変幸福な時間を過ごさせていただき感謝いたします。今度は大塚さんのチェンバロとの共演を実現していただきたいと思います。

●バロック音楽の演奏には最適な場所だと思いました!

●ヴァイオリンの音色が清澄で、二階席で拝聴していましたが、音響が素晴らしく、どの音楽ホールにもひけをとらない。全て良かったです。桐山建志先生のファンで、佐保山茶論での先生の演奏会にはかかさず出席しています。

●ソナタの第1番、2番が思索的なのに対して第3番は人間的で人間の希望を感じさせる音楽になっているのが印象的です。パルティータの第2番はひたすら圧巻です。聴いているうちに人生のあれやこれが思い出されてちょっと涙が出てきました。


演奏曲目 
◇ソナタの部:ソナタ第1番ト短調 BWV1001 /ソナタ第2番イ短調 BWV1003 /ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
◇パルティータの部:パルティータ第1番ロ短調 BWV1002 /パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 /パルティータ第3番ホ長調 BWV1006

□プロフィール

桐山建志(きりやま たけし)
東京藝術大学器楽科大学院修了、フランクフルト音楽大学卒業。1998年、第12回古楽コンクール<山梨>第1位、第10回栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。1999年ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1位。2005年、古楽コンクール<山梨>の審査員を務める。レコード芸術特選盤「シャコンヌ」(CAIL-728)を皮切りに、多数のCDを主にコジマ録音よりリリース。シリーズCD「ヴァイオリン音楽の領域」(ALCD-1045,1055)などでも高い評価を得る。2009年、ベーレンライター社より星野宏美氏との共同校訂による「メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集」の楽譜を出版。
現在、「エルデーディ弦楽四重奏団」ヴィオラ奏者、愛知県立芸術大学准教授、フェリス女学院大学講師。 
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