奈良芸術文芸サロン|歴史観光の佐保山茶論

奈良芸術文芸サロン|歴史観光の佐保山茶論
催し情報
 
催し情報
オランダのリュート音楽 Lute Music in Holland (2018.6.9終了)
後援:奈良市・オランダ王国大使館


演奏とお話: 佐藤豊彦

使用楽器:オランダ式10コースリュート

リュート界の巨匠佐藤豊彦(元オランダ王立ハーグ音楽院教授)が、主にユトレヒトで曲集を出版したヨアヒム・ヴァン・デン・ホーヴェ(1567-1620)とアムステルダムで曲集を出版したニコラス・ヴァレ(1583-1644?)の二人のリュート奏者の作品を演奏しました。




お客様のご感想(アンケートより)

●涙が出そうなほど心にしみました。

●佐保山茶論の雰囲気にピッタリ。

●知らない曲ばかりで楽しかったです。お話もおもしろかったので次回は曲の解説ももっと聞かせていただけたらうれしいです。

●1曲目の「プリンス(オラニエ公)のアルマンド」がオランダの国歌と知って今後オリンピックなどで聴くのを楽しみにしております。興味深いオランダ語たくさんありがとうございました。ほぼ同じ年齢ですので今後のご活躍をお祈りします。

●2階席で聴かせていただいてリュートの音の広がりを初めて体験しました。

●素敵な雰囲気の中ありがとうございました。

●オランダのリュート曲の生の演奏を聴ける機会はなかなかないので本当に貴重な演奏会でした。佐藤先生の演奏も大変素晴らしかったです。

●オランダ語がこんなにも日常日本語で使われていることにびっくりしました。1曲1曲が心なごむ曲で素敵な時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。次回楽しみにしております。

●久々の佐保山茶論でのコンサート大変感激でした。オランダのリュート音楽の楽しさを教えてもらいました。また次の機会を楽しみにしています。

●とても雰囲気が良かった。

●光が優しいサロンで優しい音色と佐藤さんの優しい口調のお話・・・。奈良でのステキな時間を過ごせました。

●とても雰囲気が良かった。東京から来た甲斐がありました。佐藤先生の演奏もお話も良かったです。とても間近にこんなステキな演奏が聴けるこの空間もとても良かったです。

●リュートのなつかしい響きが心地良かったです。演奏もますますあぶらが乗った感じで素晴らしい。オランダの話し、日本語になったオランダ語のお話も興味深かったです。

●普段CDで聴いている以外の曲をたくさん生で聴けて最高でした。

●話と曲共に場所に良く合っていた。

●曲を聴くだけでなくオランダの歴史や文化など勉強になった。

●オランダ式リュートを使った演奏と当時のオランダの話しが興味深かった。

●音楽、お話そして全体的な雰囲気が良かった。

●16、17世紀の音楽事情の一端が伺えて良かった。



☐オランダのリュート音楽   佐藤豊彦 著

 オランダ語ではネーデルランド(低い国)と呼ばれるオランダ王国は、山が無いだけでなく、国土の4分の1が水面下という文字通り低い国(ネーデル=低い、ランド=国)です。実はオランダはそのネーデルランド王国の州の1つホランドのことですが、独立の際重要な役割を果たした州であるため一般的には国名として呼ばれるようになりました。独立戦争は西暦1568年に始まりましたが、独立が認められたのは1648年です。ドイツからホランド州統治の為に派遣されていたオラニエ(オレンジ)公ウィレム一世(在位1572-1584)がオランダ独立国家の事実上の初代君主です。
 国土が九州よりも小さなオランダが、西暦1600年前後には世界で初めての株式会社と言える「東インド会社」を設立して遠くアジア諸国へ進出します。僅か300トンのオランダ商船「リーフデ号」が1600年に九州の豊後(今の大分県)に漂着して以降、江戸時代の日本鎖国の間長崎の「出島」を通してヨーロッパの唯一の国として日本と交易したことは皆さまご存知の通りです。
 16世紀後半からの急速な経済成長に伴って、17世紀にはヨーロッパでもっとも豊かな国になります。そして、アムステルダム、ユトレヒトなどで印刷業が盛んになり、リュート音楽の出版も頻繁に行われました。今回はその中でも主にユトレヒトで曲集を出版したヨアヒム・ヴァン・デン・ホーヴェ(1567-1620)とアムステルダムで曲集を出版したニコラス・ヴァレ(1583-1644?)の二人のリュート奏者の作品を選びました。17世紀初頭のオランダでは10コースで糸蔵を2つ持つダッチヘッドのオランダ式リュートが一般的に使われました。
 そのオランダに私は35年くらい住み、ハーグ王立音楽院で30年以上に渡って教鞭を取りました。今では多くの卒業生が世界中で活躍しています。人生の半分をオランダで、その前のスイス留学時代を含めると半分以上をヨーロッパで過ごしたことになります。私にとっては切っても切れない関係にある国がオランダです。
 佐保山茶論では何度も演奏会のお世話になりましたが、ソロ演奏は常にバロックリュート、つまり17世紀後半以降18世紀に掛けての音楽でした。今回は私にとって第二の故郷とも言えるオランダの音楽を是非とも皆さんに紹介したく、このようなプログラムを考えてみました。

曲目
1.プリンス(オラニエ公)のアルマンド    −アドリアンセン
  Allemande Prince - Emanuel Adriaensen(Antwerpen 1584)
2.ダウランドのパヴァーナとガリヤード    −ヴァン・デン・ホーヴェ
  John Dowland’s Pavana & Galliard (Utrecht 1612)
3.マルティノ氏との最後の別れ        −ヴァン・デン・ホーヴェ
  Het laatste Leytsche afscheit tussen Do,Martino (Leiden 1614)
4.フレミッシュ地方の流行り歌        −ヴァン・デン・ホーヴェ
  Chanson Flameng (Utrecht 1612)
5.乞食のファンタジーと村の鐘        −ヴァレ
  La Mendiante Fantasye (Amsterdam 1615) / Carillon de
  Village (A’dam 1616)
6.菩提樹の木陰で              −ヴァレ
  Onder de Lindegröne (A’dam 1615)
7.デカパン・ピエロ             −ヴァレ
   Les pantalons (1615)
8.イタリアのパッサメッツォとそのガリアード −ヴァレ
   Passamezzo d’Italia & Gaillard de la Passamezzo(1616)

☐佐藤豊彦 Toyohiko Satoh プロフィール


1971年に世界で初めてのバロックリュートLPをスイスで録音してデビュー。1973年には29歳でオランダ王立ハーグ音楽院教授に抜擢され、2005年に退官するまでの32年間に世界で活躍する多くの後輩を育てた。1982年のカーネギーホールでのリサイタルは、ニューヨークタイムズで写真入りで絶賛を博した。30枚近いソロLP、CDそして数多くのアンサンブルでの録音の中にはオランダでエジソン賞、日本で文化庁芸術祭賞と2回のレコード・アカデミー賞など、数多くの受賞がある。作曲家としても世界各地の現代音楽祭に参加し、自作品によるCDも3枚ある。バロックリュート教則本を始め、リュート現代音楽カタログや自作品の出版物もある。2000年には「リュート&アーリーギターソサエティ・ジャパン」の会長に就任し、日本に於けるリュートの普及に貢献している。さらに音楽家のための禅茶道「楽禅古流」と気功「楽禅式呼吸法」を考案し、能楽を学び、伝統的な日本の精神文化との融合を目指し、現在も国際的に活動を続けている。

なお、佐藤豊彦に関する詳細情報は
リュート愛好家のWebsite「朝歌:CHOKA」に掲載されています。

「朝歌:CHOKA」のHPはこちら


☐佐藤豊彦演奏の最新CD

「SESERAGI せせらぎ フランス・バロックのシャコンヌ集」
レコード芸術2017年12月号 特選盤

(前略)佐藤さんご自身執筆の解説には、「(ここに収録された楽曲には)<ナイアガラの滝>を連想させる様なダイナミックな曲は無く、どちらかと言うとすべてが『せせらぎ』に近い曲」と記されている。
 シャコンヌと仏教思想との玄妙な符号を説かれる佐藤さんは、一つ一つの音に生命を与え、強靭な訴えをもって迫られる。点の連続であるリュートという楽器から、大きな意志をもった音の流れが湧きだしてくるのである。確かにそれは<ナイアガラの滝>ではないにしても、迫力は<ナイアガラ>に劣らない。
 とくに佐藤さんが得意とされる音楽の造形力がここでも遺憾なく発揮され、もともと構成性を特徴とするシャコンヌの本質を鮮明に浮かび上がらせている。「シャコンヌ」を核に「せせらぎ」の音で始まり終わる今回のCDは、佐藤さんがおのれ自身を知りぬき、その信条を反映させた企画であり選曲である。

以上は、推薦者 皆川達夫 演奏評より抜粋。


◇演奏会場

佐保山茶論 鶯鳴館


De Missione Musicorum 音楽による宣教の旅                  (2016.11.3終了)
後援 奈良県、奈良市、駐日スペイン大使館、日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会


今回共演する坂本龍右とジョアン・ボロナート・サンスは、それぞれの音楽的な情熱とお互いの国の音楽文化についての強い思いにより結束した。1582年(天正10年)に九州のキリシタン大名の名代としてローマへ派遣された天正遺欧少年使節が日常的に触れ実際に演奏したであろう16世紀のポルトガル、スペイン、イタリア音楽を、それぞれ複数の楽器で演奏し、またそれに合わせて自らも歌い、様々な組み合わせによる音楽の対話を実現する。こうした試みはヨーロッパでも例が少ない。

坂本龍右 (ビウエラ・ダ・マーノ、ビウエラ・ダ・アルコ、リュート、声楽)

ジョアン・ボロナート・サンス (チェンバロ、オルガン、歌)




 お客様のご感想(アンケートより)


●お二人の演奏とは思えない響きと豊かさで、ありがたい時間を過ごせました。

●本当に素晴らしい。このひと言に尽きます。個々の音楽はもちろん、演奏会全体がひとつの物語になっていて当時の人々のざわめき街の喧騒までが聞こえてくるようです。

●天正使節団のコースを辿った曲の演奏は興味があった。

●テナーとバスの声がとてもよくあっていた。お二人が楽器を次々と変えながら弾いて歌われたのに驚嘆しました。特に手ふいごのオルガンとビウエラアルコが人間に近い音色なので4人で歌っているようでとても良かったです。古い宗教曲が好きなのでとてもうれしい演奏会でした。すばらしかったです。

●とても素晴らしい演奏でした。これまでリュートとガンバの「二刀流」でしたが、今回は歌もあり、演奏会の企画、プロデュース、まさにマルチタレントですね。

●今日の演奏会はとても素晴らしかったです。私も最近フランス初期バロックの合唱を始めてお二人の響きの調和が何と表現したらいいのか・・・。とても感動しました。良い時間をありがとうございました。

曲 目:アネリオ作曲「テ・デウム」/ パイーヴァ作曲「第五旋法のオブラ」/ バルデラバーノ作曲「王宮のババーナ」/ ビクトリア作曲「バビロン河の流れのほとりで」/ サクラメンタ提要(長崎刊)所収の聖歌 / 口承によるオラショ「ぐるりよざ」/ ナルバエス作曲 聖歌「オー・グルリオーザ・ドミナ」に基づく七つの変奏 / 他

演奏の趣旨
 日本での16世紀後半〜17世紀における西洋音楽の発展は、イエズス会による布教活動と、天正遣欧使節によるユニークな音楽活動の両方に多くを負う。今回共演するジョアン・ボロナートと坂本龍右は、それぞれの音楽的な情熱と双方の国の音楽文化についての強い思いにより結束した。
 歴史的な音楽上の事実のみでなく、互いの好奇心が、遣欧使節が日常的に触れ実際に演奏したであろう16世紀のポルトガル、スペイン、イタリア音楽のリサーチへとかきたてた。今回演奏するプログラムの制作に際しては、イエズス会士が遣欧使節の日々の活動に同行して詳細に記録したラテン語・伊語・葡語・西語・日本語の一次資料を自ら参照した。
 曲目に劣らず重要なのが演奏上のアプローチである。天正使節たちが実際に行った演奏の記録にも触発され、それぞれ複数の楽器の演奏し、またそれに合わせて自らも歌い、様々な組み合わせによる音楽の対話を実現する。こうした試みはヨーロッパでも例が少ない。
 さらに人間の歴史における「生けるもの、そして変わりゆくもの」にも目を向け「隠れキリシタン」によるオラショの実践にまで広げる。1613年の禁教以来、九州の隠れキリシタンたちが口伝によってのみ唱えてきた讃美歌は、音楽的・文化的遺産の一部を成しているのだ。この公演は2016年の4月及び5月に、バレンシア大学を含むスペインの三カ所で行われ、いずれの公演も好評を博している。 
坂本龍右

プロフィール

坂本龍右 Ryosuke Sakamoto (ビウエラ・ダ・マーノ、ビウエラ・ダ・アルコ、リュート、声楽)
奈良出身。東京大学文学部(美学芸術学専攻)卒業。2008年、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムに留学し、リュートをはじめとする撥弦楽器をホプキンソン・スミス氏に師事、2011年に優秀賞付きで修士課程を修了。並行して、ルネサンス期のヴィオラ・ダ・ガンバをランダル・クック氏、通奏低音理論をイェスパー・クリステンセン氏、声楽をアルムート・ハイパリン氏、記譜法理論をヴェロニク・ダニエルズ氏にそれぞれ師事する。同校に新設されたルネサンス音楽科に進み、アン・スミス氏にルネサンス音楽理論を、クロフォード・ヤング氏にプレクトラム・リュートを師事し、2013年に修了。同年ラクィラ(イタリア)で行われた国際古楽コンクールにて第1位ならびに聴衆賞を得る。在学中より多彩なアンサンブルに所属し、ウィーン古楽祭、ヨーク古楽祭、ユトレヒト古楽祭などに出演するほか、録音も自身のソロCD「Travels with my Lute」(英グラモフォン誌推薦盤)を含め、数多い。リュート奏者としては自身が中心となって結成した「イル・ベッルモーレ」の他、イングリッシュ・コンソートの編成による「クィーンズ・レヴェルズ」、リュート・カルテット「ディライト・イン・ディスオーダー」などのメンバーである。これまでに、フランス・ドイツ・イギリスの各リュート協会からソリストとして招聘を受けている。
公式サイトhttp://ryosukesakamoto.com/ 


ジョアン・ボロナート・サンス Joan Boronat Sanz(チェンバロ、オルガン、声楽)
アリカンテ出身。バルセロナ音楽院、バーゼル音楽院においてオルガン、チェンバロ、通奏低音を学ぶ。スペインをはじめヨーロッパ各地の古楽祭に出演。好奇心旺盛かつ広い知見をもつ奏者として、アンサンブルにおける通奏低音の詩的・修辞的な演奏の可能性を追求し、その興味は鍵盤音楽のソロ演奏の起源の探求にまで及ぶ。ソリストとしての活動のほか、チェトラ・バロック・オーケストラ(アンドレア・マルコン指揮)、コンチェルト・ケルン、ムジカ・フィオリータなどの著名な団体に通奏低音奏者として参加している。自身による教授活動、通奏低音の実践に関する研究に加え、劇場や視覚芸術分野とのコラボレーション多数。現在は、出身校であるバーゼル音楽院の公式伴奏者を務める。
公式サイトhttps://joanboronat.wordpress.com/


花の都フィレンツェ、メディチ家の人びとが聴いた音楽  [2016.9.17/9.18終了]
後援 奈良県・奈良市


15世紀後半、レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェリらが仕えたフィレンツェのメディチ家では、画家や彫刻家ばかりでなく数多くの音楽家も庇護を受け、宮廷文化を大いに盛り上げていました。音楽をこよなく愛したメディチ家当主、ロレンツォ・イル・マニーフィコ(偉大なるロレンツォの意)も巧みに弦楽器を奏したと伝えられています。 

ナビゲーター、ルネサンス・ガンバ 平尾雅子
ソプラノ、ルネサンス・ハープ 名倉亜矢子
ルネサンス・リュート 佐藤亜紀子
ルネサンス・ガンバ 頼田麗




お客様のご感想(アンケートより)

●作曲家や楽器のことなどお話と共に聴かせて頂きとても当時の様子を想像しながら聴くことが出来て良かったです。ありがとうございました。

●ルネサンス時代の人々の暮らしや感情が音楽からにじみ出ておりとても勉強になりました。

●日頃あまり聴く機会の少ない時代の曲を解説もまじえて演奏していただきとてもよかったと思います。

●曲目ごとにわかりやすい解説がありよかった。ガンバ、リュート、ハープとソプラノのハーモニーが素晴らしかったです。

●遠く時代をさかのぼって遠い異国の音楽を間近で聴くことが出来て不思議な気持ちになりました。うっとりと聴き入りました。お歌がとても自然体で美しかった。遠くから出かけてきたけれどとてもいい午後でした。ありがとうございました。

●めったに聴くことが出来ない演奏だと思うので貴重な機会をありがとうございました。美しい演奏でルネサンスの人に思いをはせながら聴いたりしました。詳しい解説もおもしろかったですがもう少し演奏の割合を増やしてもらうのもいいかなと思いました。

●とても素敵な会場で素晴らしい演奏でした。

●ルネサンスのあまり聴かない音楽ですがこのサロンによく響き素敵な時間でした。

●前半のメディチ家での演奏を思わせる曲構成が良かった。貴族の館での演奏会とはこのようなものであったかと思う演奏であつた。

●曲目解説が詳しく当時の人々のような意識で聴くことが出来たのが良かった。フィレンツェに行ってみたくなった。

●曲の内容がわかりフィレンツェの風景が浮かびました。当時の人々が音楽を楽しんでいたことが想像出来るような気がしました。作曲者についてのお話がとても良かったです。ルネサンスハープは素敵ですね!初めてみました!楽器のお話もとてもよかったと思いました。

●とても充実した演奏会でした。ルネサンス時代にタイムスリップしたようです。日本人の琴線に触れる音楽です。

曲 目
<フィレンツェで鳴り響いた宗教曲> マリーア、明けの明星よ/緑の園の泉よ / アヴェ・マリーア / 他
<メディチ家ゆかりの音楽家たち> ギヨーム・デュファイ:麗しきおとめ / アレクサンデル・アグリーコラ:ああ、ヴィーナスの枷1/アレッサンドロ・コッピーニ:ジプシーの歌 / ハインリッヒ・イザーク:幸せな日はもう二度と / 他
<ミラノのスフォルツァ家、フェッラーラのエステ家、マントヴァのゴンザーガ家に仕えた音楽家たち>ジョスカン・ダスカーニォ(ジョスカン・デ・プレ?):神よあなたを信じます / ジョスカン・ダスカーニォ(ジョスカン・デ・プレ?):こおろぎ / ジョスカン・デ・プレ:手に負えない幸運の女神 / ジョスカン・デ・プレ:千々の悲しみ / ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ:サルタレッロ / 他

プロフィール

ヴィオラ・ダ・ガンバ: 平尾雅子 Masako Hirao
国立音楽大学卒業。バーゼル・スコラ・カントールムでディプロマを取得。在欧中はサバル主宰「エスペリオン XX」のメンバーとして活動。CD『M.マレの横顔 IV』で第45回レコード芸術アカデミー賞受賞。訳書に D.オルティス著『変奏論』。国立音楽大学、京都市立芸術大学非常勤講師。
ソプラノ、ハープ: 名倉亜矢子 Ayako Nakura
ニューイングランド音楽院声楽科を演奏優等賞を得て卒業。国立音大音楽研究所
研修課程(初期バロック)修了。古楽コンクール第3位。北とぴあ国際音楽祭や目白バロック音楽祭に出演する他、各地で宗教曲のソリストを務める。CD『やすらぎの歌』リリース。
リュート: 佐藤亜紀子 Akiko Sato
東京藝術大学、ケルン音楽大学、バーゼル・スコラ・カントールムで学ぶ。ソロリサイタル、歌手やアンサンブルとの共演、バロック・オペラや音楽番組への出演、演奏付きレクチャーの開催等、多彩な活動を展開。昨年BCJの公演・録音に参加。アイゼナハ音楽院リュート科講師。
ヴィオラ・ダ・ガンバ: 頼田 麗 Rei Yorita
相愛大学卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを平尾雅子に師事。ルガーノ・コンセルバトーリオで学ぶ。バーゼル・スコラ・カントールムでディプロムを取得。第4回テレマンコンクール・室内楽部門ファイナリスト、ベーレンライター賞。2008 年、兵庫県知事グランプリ賞。 相愛大学非常勤講師。

ムジークフェストなら2016   リコーダーとチェンバロによる、バロックの虹色散歩道[2016.6.25/6.26終了]

後援 奈良県・奈良市


彩り豊かなバロック音楽のレパートリーをリコーダーとチェンバロで、時代の流れと各地域の間を気ままに歩いていく散歩のようにお聴きいただき、その多彩さをお楽しみいただきました。

太田光子(リコーダー)&三橋桜子(チェンバロ)




お客様のご感想(アンケートより)

●お二人の演奏がとても素晴らしくて夢見心地のひとときでした。光子さんのあのかわいい手であれだけ速く正確に動くなんて!!タンキングも舌の状態がどんなになっているのかとっても不思議!!

●ただただよくまあ指が動くものだと拍手!!拍手!!太田先生の笑顔は素敵です。

●お二人の素晴らしい音楽を十分楽しませていただき沢山の元気と喜びをありがとうございました。楽しかったです♪

●本当に太田光子さん素晴らしいです!!私ももっと上手くなりたいって思いました。太田さんの伸びやかな美しい音に感動しました。ありがとうございました。

●お二人の演奏がのびやかで美しく素晴らしいでした。たっぷり楽しめました。お話も興味深かったです。

●ホールもよかったと思います。小さなホールは天井も低いところが多いのにこのホールは天井が高く、よく響いて2階席を選んでよかったと思います。

●梅雨空の下、美しい音色に心に青空が広がりました。素敵な時間を過ごさせて頂いてありがとうございました。

●チェンバロを間近にみたのは初めてだったのでとても良い機会を頂けたと思います。

●久しぶりの佐保山茶論はやっぱり音の響きも良く楽しかつたです。

●こぢんまりとしたよく響く空間で素敵な音楽を楽しませていただきました。

●リコーダーといえば中学生の時のエーデルワイスのイメージでしたがプロの演奏は凄いことを知りました。歌のような表現、鳥のさえずりのような響きを楽しませていただきました。本日も佐保山茶論に来て大変幸福になれました。

●リコーダーとチェンバロの組み合わせをライブで聴くのは初めてでした。言葉で表現出来ませんが本当に素晴らしく感動しました。リコーダーは流れるような音色でチェンバロは細やかでしかも力強い音色。対照的なふたつの楽器の組み合わせはお互いに相手を引き立てあい素晴らしい音楽を創り出しています。

●素晴らしかつた。お二人の息もピッタリ。指の動きと、吹いている時の動きが曲にのっていて体から♪がみえた。

●初めて聴かせていただく者にもわかりやすく説明していただき楽しいコンサートでした。音色が素晴らしかったです。

●伸びやかで瑞々しく豊穣です。息遣いを感じます。にっこり、いつもステキです。いつも音楽することの楽しさが伝わってきて大好きです。緑、紫陽、風、小鳥のさえずり、リコーダーを聴く上での環境がこれ以上ないのでは?素晴らしい。素晴らしい環境で、演奏がより映えました。感動しました。幸せです。

●バロック音楽の幅の広さがよく分かった。リコーダー奏者の指の動きには圧倒された。音色の豊かさはさすがです。

●リコーダーの音色がこんなに素晴らしいとは!大感激でした。音色が豊かで驚きました。チェンバロの美しい音色にいやされました。フォリヤはドラマティックで感動しました。

●私や子供が小学校のころに吹いていた親しみのある楽器ですがこの様な生の素晴らしい演奏で聴けて良かったです。楽器の説明や作曲家・時代・曲の説明も楽しく聞かせていただきました。

●最近バロック音楽、特にリコーダーにふれる機会が増えてきました。そしてこの企画をお聞きして来させて頂き感激しています。また来させて頂ければと思います。

●太田さんのリコーダーはパワフルで華があり、三橋さんのチェンバロもしっかり表情がある音楽を弾いておられてどちらも良かった。真剣だけど楽しそうに演奏しておられたのが印象的だった。

●確かな技術と音響、解説が明快。

●リコーダーの音色に魅了される。チェンバロとのコラボも素晴らしい。さすがトップの奏者、二人のデュエットでした。

●お二人の感情豊かで情熱的な演奏は素晴らしかつたです!!演奏することが楽しくてしかたがないという思いが伝ってきました。ありがとうございました。

●二人の演奏者の呼吸があっており清澄な音色に楽しいひとときを過ごさせていただきました。
静・・・三橋桜子さんのチェンバロ→タレント・女優・歌手の原田知世さん似。
動・・・太田光子さんのリコーダー→小気味良くパワフル。

●艶のある太田さんのリコーダーと切れ味鋭い三橋さんのチェンバロが丁丁発止、とても良かったです。難しいパッセージも高い技術力でお二人が軽々と演奏されるので佐保山の小鳥達も出番がなかったですね。とても楽しかったです。また聴かせて頂きたいです。

●いにしえの地奈良でバロックのコンサートが聴けて幸せでした。光子先生と桜子先生はとてもすてきでした。いろいろなチェンバリストの方と組むたびに違う光子先生の色彩があってすごいなあと思いました。プログラムもとってもよかったです!!お二人ともお話がとても聞きやすくわかりやすくすてきでした。テレマンにまけてませんでしたよ。ほんとうにすてきなホールですね。感動しました。

曲目
G. B. フォンターナ (?-c.1630) ソナタ第2番/J. van エイク (1589/90-1657) 「笛の楽園」より「美しい娘ダフネが」/M. ロック (1621/22-1677) 2声コンソート「幾人かの友人のために」より組曲第3番/L. クープラン (c. 1626 –1661) パヴァーヌ/J.オズワルド (1711-1769) 「スコットランドの民謡集」より、「すばらしきボート・マン」作曲者不詳 (18c.) 「ディヴィジョンフルート」より「ポールの塔」/F. M. ヴェラチーニ (1690-1768) ソナタ第6番イ短調/C. P. E.バッハ (1714-1788) スペインのフォリアによる12の変奏曲 Wq 118/9, H 263/G. Ph. テレマン(1681-1767) ソナタヘ短調 TWV41:f1


太田光子 Mitsuko Ota(リコーダー)
リコーダー奏者。上野学園大学、ミラノ市立音楽院を卒業。第16回国際古楽コンクール<山梨>第1位。故ボッセ指揮のもと神戸市室内合奏団等に客演、リリング指揮シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムに参加。表現力と高度なテクニックにおいて高い評価を得て、イタリアのレーベルLa Bottega DiscanticaよりCD「ヴィヴァルディ/リコーダー協奏曲集」(レコード芸術誌特選盤)をリリース。音楽の友誌「音楽評論家・音楽記者が選んだコンサートベストテン」に、ソロ・リサイタル「リコーダーの飛翔」がノミネート。CDに「イタリアへの夢 II」(レコード芸術誌特選盤、第49回レコード・アカデミー賞ノミネート)、山岡重治氏との「2本のリコーダーによるトリオソナタの旅」(レコード芸術誌特選盤、第51回レコードアカデミー賞ノミネート)、「永遠のカノン」等がある。リコーダーを山岡重治、P.メメルスドルフの両氏に師事。現在上野学園大学非常勤講師。


三橋桜子Sakurako Mitsuhashi(チェンバロ)
東京都立芸術高校ピアノ科を経て、東京芸術大学器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、安田生命クオリティオブライフ文化財団の音楽奨学生に選ばれる。オランダのユトレヒト音楽院に留学し、ディプロマを取得。これまでにチェンバロを鈴木雅明、S・ヘンストラ、P・アンタイ、A・ジルベライシュ、通奏低音を多田逸郎、小島芳子、オルガンを早島万紀子の各氏に師事。1998年ブルージュ国際古楽コンクール、セミファイナリスト受賞。2000年京都・青山音楽賞受賞。2001年山梨古楽コンクール3位入賞(1位なし)。2007年には京都ALTIの俊英演奏家シリーズにてリサイタルを開催した。現在は国内の他、オランダ、ドイツ、スイス、フランス、スペインなどで演奏活動を行い、通奏低音奏者としても活躍している。2010年に初のソロCD「ネオバロック 〜融け合う時空〜」を発売。京都市立芸術大学非常勤講師。

魅惑のルネサンス・フルート〜優しい眼差し〜                     (2016年5月22日終了)
後援 奈良県・奈良市

ルネサンス時代の美と調和に満たされた音楽を、世界でも珍しいルネサンス・フルートを用いて演奏。

ソフィオ・アルモニコ
前田りり子・菊池かなえ・菅きよみ・国枝俊太郎


        


お客様のご感想(アンケートより)


●ルネサンス時代の「フルート=フラウト・トラヴェルソ」と思っておりました。とても素敵な音楽をありがとうございました。曲の説明も歌詞の朗読もとても良かったです。(セリフも・・・)楽しくてアッという間に時間がたってしまいました。

●ホールが楽器になっている所が良かった。歴史観を語っていただきルネサンスが近く感じることができた。

●演奏・音響共に素晴らしかったです。

●演奏は全曲良かったです。語りの一部のところで博多弁がでてきて面白かったです。

●対位法の歴史、教会と音楽の歴史など知らないことを教えて下さるのが勉強になります。音楽は聴くだけでなく、歴史的背景を知ることでより味わい深くなるものだと実感しました。

●なかなか聴けない楽器の演奏をたっぷり楽しみました。音楽はただ聴いたり演奏するだけではなくそれが生まれた時代を根本的に生きなおすことなのだということもお話からうかがえました。この場所と季節も素晴らしかった。

●どの曲も美しい響きで最高でしたがとにかく小芝居が面白かったです。その風景が目に浮かびより曲を楽しめました。是非第2弾も楽しみにしております。

●バロック音楽の演奏会はよくありますがルネサンス音楽はなかなかないのでうれしかったし聴いて楽しかったです。貴重な機会でした。またお願いします。こういう音楽が大好きです。

●すばらしいアンサンブル、そしてお話やお芝居もステキでこんなに“アツい”コンサートとは思いませんでした。本当に楽しくて今日来ることができて良かったです。


曲  目 
H.イザーク(c.1450-1517)「うら若き娘」/ ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521)「さようなら、愛する人よ」/ H.イザーク(c.1450-1517)「ラ・モッラ」/ ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521)「千々の悲しみ」/ H.イザーク(c.1450-1517)「パレ・パレ」/ P.パスロー(1509-1547活躍)「うちの夫はいい旦那」/ C.ジャヌカン(c.1485-1558)「優しい眼差し」
G.P.d.パレストリーナ?(c.1525-1594) リチェルカーレ/ A.モルターロ(1587-1610)4声のためのカンツォーニ・ダ・ソナーレ第1巻より第13番「城門」/ 他


◇ソフィオ・アルモニコ
ソフィオ・アルモニコは、ルネサンス・フルートによるコンソート音楽を演奏することを目的に、4人の日本を代表するフラウト・トラヴェルソ奏者によって2008年に設立された。フルートを通して音による調和の世界を楽しみたいという思いを込めて、グループ名には「調和の息吹」という意味の「ソフィオ・アルモニコ」がつけられた。
ルネサンス・フルートは当時の絵画や楽器所蔵目録から、16世紀にはかなり人気の高い楽器だったことが分かっているが、現在では、その存在はまだあまり知られておらず、リコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバと比べるとその演奏と研究はかなり遅れている。しかし、明るく、甘く、柔軟で繊細な表現力をもつルネサンス・フルートの可能性は限りなく広く深い。
ソフィオ・アルモニコは、イタリアの奔放で大胆な恋愛歌、はかなげなシャンソン、楽しく生命力あふれる舞曲などのルネサンス期の世俗曲を中心に、フルート・コンソートの新たなる世界を開拓し続けている。
◇ソフィオ・アルモニコの団員のプロフィール
前田りり子(Liliko Maeda)
桐朋学園大学古楽器科を経て、オランダのデン・ハーグ王立音楽院大学院を卒業。バロック・フルートを有田正広、バルトルド・クイケン両氏に師事。山梨古楽コンクールにて第1位。ブルージュ国際古楽コンクールで第2位入賞。バッハ・コレギウム・ジャパンなど各種演奏団体のメンバー。東京藝術大学、上野学園大学非常勤講師。
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菊池かなえ(Kanae Kikuchi) 
東京音楽大学附属高等学校、桐朋学園大学をフルートで卒業。日本管打楽器コンクール、現代音楽協会演奏コンクール、日本フルートコンヴェンションコンクール入賞。Young Artist Competition(New York)優勝。
桐朋芸術短期大学フルート科、国立音楽大学西洋古楽非常勤講師。「デュルファール」「音楽三昧」メンバー。フルートを糸井正博、青木明、植村泰一、小泉浩、野口龍、加藤元章各氏、バロック・フルートを有田正広氏に師事。
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菅きよみ(Kiyomi Suga)
桐朋学園大学古楽器科および同大学研究科を修了後ブリュッセル王立音楽院を卒業。ブルージュ国際古楽コンクールで第3位入賞。バロック・フルートを有田正広、バルトルド・クイケン、マルク・アンタイ、フランク・トゥンス氏らに師事。アニマ・エテルナ、ラ・プティット・バンドなどのメンバーとして欧州各地で公演した後帰国し、現在はバッハ・コレギウム・ジャパン、リベラ・クラシカなどのメンバーとして活躍。
国枝俊太郎(Shuntaro Kunieda)
リコーダーを安井敬、フラウト・トラヴェルソを中村忠の各氏に師事。1995年開催の第16回全日本リコーダー・コンテスト「一般の部・アンサンブル部門」にて金賞を受賞。これまで東京リコーダー・オーケストラのメンバーとしてテレビやラジオへの出演、またCD録音にも参加する。


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