雅楽と万葉歌(2010.4.24終了)
主催 佐保山茶論
平城遷都1300年祭 県民活動支援事業 奈良の深奥にふれる
雅楽と万葉歌
後援:社団法人平城遷都1300年記念事業協会
奈良時代、佐保山の裾野は大伴家持、大伴旅人、大伴坂上郎女を輩出した「佐保の大伴氏」をはじめ高級貴族の邸宅・別荘地で、ここに風雅を愛でる貴族が集宴し芸術・文芸を楽しみました。こうした伝承地にある佐保山茶論の庭園会場で、雅楽と万葉歌をお楽しみいただきました。
第一部 語りと万葉歌で綴る〜大伴家持と平城京〜
佐保山茶論代表岡本昭彦ふんする53歳の大伴家持が過去を回想し、ソプラノ吉岡節さんの万葉歌朗唱を交え、平城遷都の710年から家持が17歳になる734年までの期間を語りました。奈良時代の歴史をよくご存知の方は家持が何を語ったかご想像いただけることと思います。サウンドは森田有起氏担当。
第二部 社団法人南都楽所による雅楽の演奏と解説
2010,03,01, Monday
歌枕直美みやびうたコンサート(2010.2.27終了)
主催 佐保山茶論
平城遷都1300年祭 県民活動支援事業 奈良の深奥にふれる
歌枕直美みやびうたコンサート
後援:社団法人 平城遷都1300年祭記念事業協会
歌枕直美の歌声が、万葉集と古代歌謡に秘められた言霊の力を引き出し、魂が振られる感動を聴く者に与えた。
第一部 みやびうた〜音楽で綴る万葉集
音楽で綴る万葉集の演目は、佐保山茶論の近くに邸宅があった大伴家持、旅人、坂上郎女の歌、家持が集めた防人の歌、志貴皇子の歌そして額田王の歌。歌枕直美の透き通るように美しく、情感溢れた歌声が歌のもつ魅力をより高め、参加された皆様に感動を与えた。
第二部 和歌劇「オオナムチ」
脚本/菅沼登 音楽/ユニット歌まくら
日本神話を題材に菅沼登が脚色した和歌劇「オオナムチ」のテーマは日本文化の成り立ちだが、そこには医学を含む自然科学の発達の過程において、今では忘れ去られてしまった古代人の知恵に対する菅沼登の敬意が込められている。こうしたことは、菅沼が内科医であることに大いに関係していると思われる。
歌詞は古代歌謡(古事記、日本書紀、出雲国風土記より)、万葉集そして会津歌農書にある歌からなっている。古代歌謡や万葉集だけでなく、会津歌農書の歌を入れられた菅沼の見識には感心した。また、歌枕が一人で全ての役柄の歌を歌い切ることで、まさに巫女から神様のお告げを聞かされているような、ある意味神秘的雰囲気が醸し出され、聴く者は荘厳な世界に引き込まれる。歌枕の歌と演技にナレーション、音楽、映像が融合した和歌劇「オオナムチ」は、参加された皆様に大きな感動を与えた。
歌枕直美プロフィール
1962年 大阪生まれ 1985年 大阪芸術大学 音楽教育学科専攻科卒業。その後、10年に渡りコンサートの企画、制作や音楽プロデューサーとして歌手として活躍。更に、芸術活動の幅を拡げるため、1992年に現株式会社うたまくら.(当時有限会社うたまくら)を設立し、各分野のアーティストの方々と提携し芸術普及活動を推進している。言葉には力がある、その様な和歌:万葉集に、日本人の心の原点を感じ、それを長年学んできた西洋音楽と融合させ、CD「みやびうた〜音楽で綴る万葉集」シリーズを、1997年より10年に渡って発表。万葉集を音楽にして現代に活かす先駆者となる。さらに7年前より、音楽と画像を駆使した新しい舞台芸術「和歌劇〜和歌と映像で語る歴史物語」を創作し、国内外で公演。ヨーロッパ公演では、”日本の心を感じた”との評価を得る。また、各地に残る歴史文化を再発見し、その中にある知恵を新たに展開していこうという試み「歴史的建築物でのコンサート」を企画し、20回以上に渡り行っている。また、その一方、1996年には戸塚亮一氏と共に「トツカ・ピアノ・メソッド(有)」を設立、音楽教育分野にも力を注ぐ。現在子供の音楽教育のあり方についても研究をすすめる傍ら、21世紀の文化の将来は学問と芸術の再統合という信念をもって、2002年「うたまくら教育芸術-寺子屋うたまくら・音楽・美術教室-」部門を開設。近年、経営者であり、芸術家であるという両面をもつ独自の視点での活動意義が認められ、公共自治体や経済団体よりの講演依頼や女性起業家としての取材依頼なども多い。
2009,12,11, Friday
琵琶の音色に浸る長月のひととき(2009.9.5終了)
主催 佐保山茶論
◇歴史・万葉話
「壬申の乱」の説明及び「壬申の乱」前後の万葉歌の解説。
◇万葉歌朗唱
「壬申の乱」前後の万葉歌
◇筑前琵琶演奏
演奏者 大藪旭晶
曲 目 「壬申の乱」より瀬田の決戦、敦盛、朗読琵琶《耳なし芳一》
プロフィール
幼少より母大藪旭寿に手ほどきを受け、後に筑前琵琶旭会総師範の柴田旭堂の門下となる。関西音楽集団を経て、邦楽グループ[グループ遊]を結成。1993年度日本琵琶樂コンクール第二位受賞。NHK邦楽オーディションに1992、1993年と連続合格。以後FMラジオにて毎年放送。
◇琵琶の解説
琵琶工房やまのべ 野口白童
2009,09,06, Sunday
心を潤す古楽の調べ&イギリス今昔事情講演会(2009.6.20終了)
主催 佐保山茶論
◇「心を潤す古楽の調べ」
演奏者 アウル古楽アンサンブルのメンバー
池口秀樹(リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンヴァ)
池口由紀子(チェンバロ)
金谷くるみ(リコーダー)
◇「イギリス今昔事情講演会」
講師 菊池肇哉
プロフィール
早稲田大学法学部卒。慶応義塾大学法学部大学院民法学科卒。ロンドン大学法学修士卒。オックスフォード大学法学部博士課程からケンブリッジ大学法学部博士科程に移籍し、現在同博士課程在学中
2009,06,21, Sunday
無伴奏によるチェロ独奏(2009.2.21終了)
主催 佐保山茶論
演奏者 石田聖子
曲 目 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007、他
プロフィール
東京芸術大学音楽学部器楽科卒。ベルリン、ハンスアイスラー音楽大学卒。現在、大阪フィルハーモニー交響楽団団員。
2009,02,23, Monday