奈良芸術文芸サロン|歴史観光の佐保山茶論

奈良芸術文芸サロン|歴史観光の佐保山茶論
万葉・歴史講座
 
万葉・歴史講座
奈良・文学ぷろむなーど  (2013.2.23 終了)
奈良・文学ぷろむなーど

第1回

第1部 お水取りと瀬戸内寂聴

お話し 鈴木昭一 藤村記念館(木曽馬籠)館長

鈴木昭一(すずき しょういち)

1927年生まれ。大和郡山市在住。京都大学文学部文学科国文専攻卒業(1951年)。藤村記念館(木曽馬籠)館長(平成10年〜現在)、島崎藤村学会名誉会長、帝塚山短期大学名誉教授。著書「島崎藤村論」(桜楓社・昭和54年)、「『夜明け前』研究」(桜楓社・昭和62年)、「『夜明け前』論―史料と翻刻―」(桜楓社・平成6年)、「『夜明け前』探求―史料と翻刻―」(桜楓社・平成10年)、「島崎正樹(重寛)全歌集」(藤村記念館・平成19年)「『夜明け前』・『東方の門』研究―史料と翻刻―」(桜楓社・平成20年)、他。


第2部 薩摩琵琶 演奏会

勧進帳、平家物語「扇の的」

演奏 関川鶴祐 薩摩琵琶


万葉のお話し(全2回) 第2回 額田王と後宮 +尺八演奏会 (2012.12.7 終了) 
万葉のお話し(全2回)


第2回 額田王と後宮+尺八演奏会  

講 師 奈良大学文学部国文科教授 上野 誠

『万葉集』の華ともいうべき額田王。彼女は今日最も有名な歌人であるのだが、その一生は謎というほかはない。そこで、今回はいくつかの方法で額田王の実像に迫りたいと思う。もちろん、謎が解けるわけではないが。当日は、研究の今を踏まえて、額田王像に迫りたいと思う。  

上野 誠プロフィール

1960年、福岡生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。奈良大学文学部教授。
第12回日本民俗学会研究奨励賞、第15回上代文学会賞、第7回角川財団学芸賞受賞。『古代日本の文芸空間』(雄山閣出版)、『万葉体感紀行』(小学館)、『大和三山の古代』(講談社現代新書)、『魂の古代学――問いつづける折口信夫』(新潮選書)、『万葉挽歌のこころ――夢と死の古代学』(角川学芸出版)など著書多数。万葉文化論の立場から、歴史学・民俗学・考古学などの研究を応用した『万葉集』の新しい読み方を提案。近年執筆したオペラの脚本も好評を博している。

尺八演奏会

尺 八  松本太郎   

曲 目  笛吹童子、古典本曲

松本太郎プロフィール
1973年、大阪生まれ奈良育ち。青春期の4年間をオーストラリアで過ごす。1989年、竹保流のライリー・リー師に師事。オーストラリアのグリフィス大学に在学中、偶然耳にした海童道祖の録音に感銘を受け、尺八演奏家を志す。1997年より、琴古流の石川利光師に師事。虚無僧本曲、古典三曲、蘭童曲を学ぶ。後に九州系地歌との合奏法を、生田流の中野幹子師に、琴古流鈴慕会の手法を米村鈴笙師に学ぶ。2001年に初リサイタル。ロックバンド"沙弥音"での活動を経て、ピアニストのロジェー・ワルッヒとのユニットで2枚のジャズCDをリリース。虚無僧本曲をベースに、ジャズセッション、三曲、現代音楽ほか、各種コラボレーションの分野で活動する。2010年には、平城遷都1300年祭記念式典において天平楽府の一員として御前演奏、また松下功作曲のオペラ"遣唐使"で尺八のソロパートを務めるなど、活動の場を広げている。現在、演奏活動の他に奈良音声館での子ども尺八教室の講師、その他老人ホームの慰問、寺社での演奏を通して、地域に根ざした尺八の普及に努めている。

松本太郎 OfficialSiteは こちら

万葉のお話し(全2回)  第1回 大伴家持の歌の創造と想像 (2012.11.28 終了)
万葉のお話し(全2回)


第1回 大伴家持の歌の創造と想像 

講 師 駒澤大学名誉教授・高岡市万葉歴史館特別顧問 小野 寛

奈良時代最大の歌人で、万葉集の最終編纂者と目される大伴家持は、生来の繊細な感受性と優れた美意識と言葉への鋭い感覚と父旅人から受けた最高の知識をもって当代一の歌人になった。私はその家持の歌に独自の歌作りの創造性とすぐれた想像力を見た。歌をよみながらそれをお話ししようと思う。  

小野 寛プロフィール

昭和9年1月、京都市に生まれる。奈良県立奈良高等学校から昭和28年東京大学教養学部文科2類入学。昭和32年東京大学文学部国文学科卒業。昭和38年東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻修士課程修了。その時、学習院女子中高等科教諭。昭和41年学習院大学文学部講師を兼任。昭和43年学習院女子短期大学助教授、同48年教授。昭和55年駒澤大学文学部教授に転出。平成16年定年により駒澤大学教授を退職、駒澤大学名誉教授の称号を授与される。この間に、中央大学、横浜国立大学、日本女子大学、東京女子大学、お茶の水女子大学、放送大学等の講師を歴任する。平成16年4月1日、高岡市万葉歴史館館長に就任。平成23年3月、同館長を退任、特別顧問を委嘱される。上代文学会顧問。四季短歌会顧問。

晩夏の夜話 遣唐使のことども(2011.8.22終了)
晩夏の夜話 遣唐使のことども


万里の波濤を乗りこえた、あの遣唐使一行を「万葉集の講演&薩摩琵琶演奏」で体感する晩夏のひととき

第1部
講師 奈良大学文学部国文学科 教授 上野 誠

演題「晩夏の夜話 遣唐使のことども」

『万葉集』の時代は、遣唐使の時代でもあった。その中にあって、天平五年の遣唐使は、数奇なる運命をたどった遣唐使たちであった。今回は、『万葉集』巻9に収められている「遣唐使の母の歌」を取り上げ、合わせて『続日本紀』から第三船を指揮した判官平群朝臣広成の帰朝報告記事を読んでみたいと思う。二つの史料を重ね合わせて読めば時、天平びとの夢と過酷な現実を知ることができる。当日は、晩夏の宵、真夏の夜の夢のごとくに、語ってみたいと思う。
上野 誠



講師:上野 誠 プロフィール
現在、奈良大学文学部 教授(国文学科)。博士(文学)。財団法人奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長。1960年、福岡県生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。著書『古代日本の文芸空間?万葉挽歌と葬送儀礼』(雄山閣出版)、『万葉びとの生活空間?歌・庭園・くらし?』(塙書房)、『芸能伝承の民俗誌的研究?カタとココロを伝えるくふう?』(世界思想社)、『万葉にみる 男の裏切り女の嫉妬』(NHK出版)ほか、論文多数。なお、近刊に『万葉体感紀行』(2004年9月刊行、小学館)、『小さな恋の万葉集』(小学館、2005年11月刊)、『おもしろ古典教室』(2006年4月刊)があり、『万葉集』を学ぶ楽しさを多くの人に伝えている。万葉文化論を標榜し、ユニークな視点とソフトな語り口で人気上昇中の若手万葉研究者。MBSラジオ「上野誠の万葉歌ごよみ」やNHKラジオ「ないとえっせい」などにより、『万葉集』を学ぶことの楽しさを、多くの人びとに伝えている。研究のテーマは、万葉挽歌の史的研究と、万葉文化論。第12回日本民俗学会研究奨励賞受賞(1992年、日本民俗学会)。第15回上代文学会賞受賞(1998年、上代文学会)。歴史学や考古学、民俗学を取り入れた万葉研究で、学会に新風を送っている。
モットーは「体感する万葉」


第2部
薩摩琵琶演奏 幻の星 遣唐使 阿倍仲麻呂  演奏 関川鶴祐

演奏者:関川鶴祐 プロフィール
1956年 大阪生まれ。鶴田錦史に師事。1974年 四国八十八ヶ所踏破。1979年 NHK邦楽オーディション合格。(箏曲)1981年 高崎短期大学音楽科専任講師。1985年 パリ サンジェルマン・デ・プレ教会にて「敦盛」を演奏。好評を博する。第22回日本琵琶楽コンクール第1位入賞。文部大臣奨励賞、NHK会長賞等受賞。1987年 メルボルン交響楽団(岩城宏之指揮)招聘による鶴田錦史オーストラリア公演に随行、メルボルン、モナッシュ両大学における鶴田錦史、武満徹のレクチャーに参加「敦盛」を演奏。1988年 NHK邦楽技者育成会第33期終了。1991年 日本青年会議所が傑出した10人の若者に贈る第5回日本TOYP(The outstanding young persons)大賞に選ばれ優秀賞を受賞。1993年 臨済宗建長寺僧堂(専門道場)に掛塔、三年の坐禅修行に赴く。2000年 清水寺33年に一度のご開帳記念演奏。2006年 音の旅―BIWA―創才の世紀を企画。日本オアシス構想提唱。2007年 奈良西大寺において「鑑真」作詞、作曲、初演。2009年 第12回ムーンライトin藤原京オープニング記念演奏。2011年 第1回平城京天平祭 東日本大震災“祈りのメッセージ”として「遣唐使」を演奏。

大伴家持の核心に迫る(2011.06.25終了)
大伴家持研究の第一人者
小野寛が大伴家持の歌心の核心に迫る。


第一部 万葉歌がつなぐ日本のこころ、その風土

講師 全国万葉協会会長 富田敏子

犬養孝先生とのご指導で始められた万葉の大和路を歩く会が今年で30周年を迎えたことを記念し、万葉の心とその風土についてご講演いただきました。


富田敏子(とみた さとこ) プロフィール  
全国万葉協会会長、万葉の大和路を歩く会代表、平成15年から同会の企画・運営責任者でことしが30周年/犬養万葉記念館に協力する会事務局長/奈良県立万葉文化館評議員。監修共著に『別冊太陽犬養孝と万葉を歩く』『えんぴつで万葉集』。共著に『奈良・大和路 万葉の花』。企画監修に犬養孝著『改訂新版 万葉の旅』。奈良市在住。
学生時代から万葉学者の故犬養孝を師とし、新聞記者時代に「万葉の大和路」を、近年も「万葉こころの旅」を連載。

第二部 大伴家持の佐保の絶唱

講師 高岡市万葉歴史館特別顧問・駒澤大学名誉教授 小野 寛

天平勝宝3年(751))8月、大伴家持は満5年の越中守の任を終えて、少納言になって帰京した。少納言は侍従職を兼ねる。聖武太上天皇が御病気で、侍従は大変だっただろう。10月には御病気平癒を願って新薬師寺で読経があり、天下に大赦が行なわれ、その翌4年(752)には天下に1年間の殺生禁断のお触れが出された。そんな中で4月9日に東大寺の大仏開眼の儀式が執り行なわれた。大仏建立は聖武の発願で、その完成を誰よりも何よりも願っておられたが、まだ最後の塗金が始ったばかりだったから、開眼会を急いだのは聖武の病状のことがあったのだろう。大仏開眼会には聖武太上天皇・光明皇太后・孝謙天皇が正面に居並んだと『東大寺要録』にある。この時の歌は家持の手元に残されなかった。万葉集に一首もない。年改まって天平勝宝5年(753)2月、家持の佐保の絶唱が生まれる。
小野 寛



小野 寛 (おの ひろし)プロフィール
昭和9年(1934)1月、京都市に生まれる。奈良県立奈良高等学校から昭和28年(1953)東京大学教養学部文科2類入学。昭和32年(1957)東京大学文学部国文学科卒業。昭和38年(1963)東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻修士課程修了。その時、学習院女子中高等科教諭。昭和41年(1966)学習院大学文学部講師を兼任。昭和43年(1968)学習院女子短期大学助教授、同48年(1973)教授。昭和55年(1980)駒澤大学文学部教授に転出。平成16年(2004)定年により駒澤大学教授を退職、駒澤大学名誉教授の称号を授与される。
平成16年4月1日、高岡市万葉歴史館館長に就任。平成23年3月、同館長を退任、特別顧問を委嘱される。
主要著書:『新選万葉集抄』(笠間書院)、『大伴家持研究』(笠間書院)、『日本の文学 古典編 万葉集 三』(ほるぷ出版)、『孤愁の人 大伴家持』(新典社)、『上代文学研究事典』(共編・おうふう)、『万葉集歌人摘草』(若草書房)、『万葉集全注 巻十二』(有斐閣)、『越中万葉百科』(共著・笠間書院)、『大伴家持大事典』(編著・笠間書院)など。

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